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抗ウイルス・抗菌技術 Cufitec®
cufitec私たちの身の回りには、無数のウイルスや細菌をはじめとする微生物が存在しています。有益な微生物や人間と共存できる微生物が存在する一方で、人や動植物の脅威となるものも存在しており、対策が求められています。
当社では、ウイルスや細菌などの「目に見えない脅威」に対して、すべての方が清潔かつ快適な生活を送れるよう、Cufitec®(キュフィテック)技術を開発しました。
特長
一価銅化合物を応用した抗ウイルス・抗菌技術
Cufitec®とは、当社が独自に開発し特許を取得した、一価銅化合物ナノ粒子を応用した抗ウイルス・抗菌技術です。
さまざまな材料への加工が可能であり、幅広い用途に活用できます。
※Cufitec®は全てのウイルスや細菌に対して効果があるものではありません。
1.ウイルスと細菌などさまざまな微生物に効果があります
2.ウイルスや細菌を短時間で減少させます
3.ウイルスや細菌を減少させることから、蓄積や拡大を防ぎます
Cufitec®の抗ウイルス・抗菌メカニズム
1. 一価銅化合物ナノ粒子がウイルスや細菌とぶつかった際に、水分中に一価銅イオンが溶出する
2. 一価銅イオンが酸素と反応して、活性酸素が発生する
3. 銅イオンと活性酸素の2つのチカラでウイルスや細菌を減少させる
一価銅化合物を採用した理由
銅は私たちの日常生活でもよく目にする金属ですが、抗菌作用があることは古くから知られています。例えば、「花瓶に10円玉を入れると花が長持ちする」「銅製の三角コーナーはぬめりが出にくい」などです。
当社は抗ウイルス剤を研究する中で、銅の中でも“一価銅化合物”に高い抗ウイルス性があることを明らかにしました。
“一価”とは銅の化学的な状態を表しており、10円硬貨に含まれる金属銅はゼロ価、銅像など緑色の錆びた銅(緑青)は二価です。一価の銅からは、安定的な状態である二価銅へと変化する際に活性酸素が発生します。銅イオンと活性酸素のチカラによって高い抗ウイルス、抗菌性が期待できるため、Cufitec®では一価銅化合物を採用しました。
銀系抗菌剤とCufitec®の違い
一般的な銀系抗菌剤は銀イオンの作用により、主に細菌に対して高い効果を示します。一方、Cufitec®では銅イオンと活性酸素によって、細菌だけでなくウイルスにも高い効果を示します。
光触媒とCufitec®の違い
光触媒はCufitec®と同様に、活性酸素を発生させることで抗ウイルス、抗菌効果を発揮します。原理としては、光触媒は光のある場所で反応が起こり活性酸素を発生するため、光のない暗所では効果を発揮することができません。一方、Cufitec®は光がない環境でも抗ウイルス・抗菌効果を発揮できます。
用途例/採用例
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