スクリーン印刷用メッシュクロス
印刷の工程
screen-printing-applicationsスクリーン印刷の工程は次のとおりです。
印刷の工程
少量の印刷で、しかも印刷ムラがあまり問題にならない場合には手刷りが最適です。しかし、工業製品のように大量、かつ一定品質の製品が要求される場合には精度の高い全自動印刷機が必要となります。
印刷前の準備と条件設定
1. インク、被写体、スキージがあります。インクと被写体については目的により選定します。スキージは被写体にインクを転移させるのに用います。スキージの形状には、平型、剣型、角型等があり、主にウレタンゴムが用いられます。スキージの選定方法としては、形状とゴムの硬度があります。形状やゴムの硬度により転移されるインクの厚さが変わります。
2. 使用するインクをよく攪拌します。
3. スキージを印刷機にセットします。スキージの角度も重要な要素となります。
4. クリアランス、印刷スピードを決定します。
5. スキージの平行と基準面を決めるために、0点調整を行います。
6. スキージの押し込む圧力を決めます。
7. スクリーン版を印刷機にセットします。
8. スクリーン版にインクをのせます。
印刷の準備は完了です。
印刷
1. スクレッパーでパターンにインキを充填します。
2. 被写体を印刷ステージにのせます。
3. 印刷ステージをスクリーン版の下にセットします。
4. 数回テスト印刷を行って、インキのかすれ等問題点がないかを確認し、問題点がある場合は印刷条件の見直しを行います。
5.1~4を繰り返すことで印刷します。
6. 必要に応じて版上のインキを金属ヘラで取り除き、インキを回収します。