当社の高精細なメッシュは、お客様の品質に対する高度なご要望にも応えています。

当社の基盤となる織り技術は、長年にわたり培ってきたきめ細やかな技と、当社ならではの設計技術、生産技術によって日々進歩し続けています。

ウイルスや細菌などの微生物は私たちの生活環境のいたるところに存在しており、さまざまな場面で利用できる微生物制御技術が求められています。
当社は「さまざまな微生物（ウイルスや細菌）に効く」「早く効く（短時間で減少させる）」「よく効く（ウイルスと細菌を拡げない）」を目指して、一価銅化合物ナノ粒子を応用した抗ウイルス、抗菌技術であるCufitec^🄬（キュフィテック）を開発しました。この技術によって、使う人だけでなく周囲にいる多くの人の健康まで守ることを目指しています。

Nafitec^🄬（ナフィテック）は当社が独自に開発した、素材表面に機能性無機ナノ粒子を均一に固定化する特許取得技術です。
従来のナノテクノロジーではナノ粒子が樹脂基材やバインダーに埋没してしまい、機能を発現できる粒子が限られていました。しかし、Nafitec^🄬なら粒子の表面積を最大化し、粒子の持つ効果を最大限に高めることができます。
Nafitec^🄬は、メッシュなど複雑な形状をした素材への固定にも成功しています。

従来の化石燃料由来ではなく、植物由来原料の樹脂で製造されたバイオマスプラスチック製のメッシュクロスの開発も進めています。カーボンニュートラルによってCO₂削減に貢献できる、環境に優しい製品です。

現在の空気清浄機の多くに採用されている、活性炭によるニオイ除去効果には、長続きしないなどの課題があります。当社は、「ナノ粒子触媒」で悪臭や有害ガスを長期にわたって分解する触媒フィルターの開発に取り組んでいます。
目的に応じた触媒フィルターを選定することで、嫌なニオイや有害物質を長期的に分解でき、より安全な空気に変えることが可能です。

生花や野菜の鮮度は日に日に失われていきます。これが輸送や保存における最大の問題であり、現在の保存技術で鮮度の高い期間を延ばすには、まだまだ解決しなければならないことがあります。
当社は、劣化の原因とされる花、野菜自体から出るエチレンガスを効果的に分解する鮮度保持用触媒体の研究をしています。
この技術が実用化されれば、より長期間の鮮度保存を実現できます。