抗ウイルス・抗菌技術 Cufitec®

樹脂に練り込む

cufitec

Cufitec®の加工方法:樹脂に練り込む

一価銅化合物ナノ粒子を樹脂に練り込むことで抗ウイルス・抗菌性能のある高機能樹脂製品ができます。
フィルムや成形品、繊維などに適用可能です。

合成樹脂に一価銅化合物ナノ粒子を練り込む

特長

・樹脂表面に付着した特定のウイルスや細菌を減少させます。
・耐摩耗性が求められる用途でも機能の持続が期待できます。

キュフィテック粒子が練り込まれたフィルムと不織布のイメージ写真

用途例

・フィルム
・不織布
・成形品 等

抗ウイルス性能(試作例)

試験方法


一価銅化合物ナノ粒子を練り込んだポリプロピレン(PP)フィルムにエンベロープウイルスまたはノンエンベロープウイルスのウイルス液を滴下し、接触時間 3時間経過後のウイルス感染価をプラーク法を用いて評価しました。 ※ISO 21702を準用して接触時間のみ変更した社内試験

結果


エンベロープウイルス(左グラフ)、ノンエンベロープウイルス(右グラフ)のいずれの場合も、未添加品と比較して3時間で99%以上のウイルス感染価減少を確認しました。
未加工品とCufitec®加工布のエンベロープ/ノンエンベロープウイルスでの抗ウイルス試験の感染価比較グラフ エンベロープウイルス(左)とノンエンベロープウイルス(右)の試験結果

抗菌性能(試作例)

試験方法


一価銅化合物ナノ粒子を練り込んだポリプロピレン(PP)フィルムにグラム陰性菌またはグラム陽性菌の菌液を滴下し、接触時間 2時間経過後の生菌数を混釈平板培養法(コロニー法)を用いて評価しました。 ※JIS Z 2801を準用して接触時間のみ変更した社内試験

結果


グラム陰性菌(左グラフ)、グラム陽性菌(右グラフ)いずれの場合も、未添加品と比較して2時間で99.99%以上の生菌数減少を確認しました(検出限界)。

未加工品とCufitec®加工品のグラム陰性/グラム陽性での細菌抗菌試験の生菌数比較グラフグラム陰性菌(左)とグラム陽性菌(右)の試験結果

関連製品

※本ページに記載している試験データは試作品の実測値であり、保証するものではあ\りません。

 

受託加工

ご希望の不織布やフィルム等の素材に、Cufitec®加工が可能です。 Cufitec®にご興味のある方はお気軽にご相談ください。

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微生物試験依頼

NBCメッシュテックでは、社内にウイルスラボを保有しており、抗ウイルス、抗菌、抗バイオフィルム等の微生物試験を承っています。 JIS規格、ISO規格の試験方法をはじめ、各種ご指定の試験規格や、ご要望に合わせた試験条件等のカスタマイズにも柔軟に対応します。

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