抗ウイルス・抗菌技術 Cufitec®

液体に混ぜる

cufitec

Cufitec®の加工方法:液体に混ぜる

一価銅化合物ナノ粒子は、塗料やインク、コーティング剤、アルコール製剤(消毒用エタノール等)、洗浄剤等と混ぜることができます。

塗料やアルコール等の液体に、一価銅化合物ナノ粒子を混ぜる

特長

・塗料やコーティング剤の添加剤として利用できます。
・溶剤、無溶剤どちらも対応可能です。
・液体製剤や洗浄剤等にも利用できます。

キュフィテック粒子が混ぜられた液体のイメージ写真

用途例

・コーティング剤
・塗料
・ウイルス・細菌除去スプレー
・ウエットシート
・抗菌防臭剤 等

性能(試作例)

塗料への応用例


Cufitec®分散液を塗料に添加することで、抗ウイルス・抗菌性能を付与できます。

抗ウイルス性能

試験方法


Cufitec®加工ポリエステル(PET)フィルム(Cufitec®分散液を用いたコーティング剤を使用)にエンベロープウイルスまたはノンエンベロープウイルスのウイルス液を滴下し、接触時間 60分経過後のウイルス感染価をプラーク法を用いて評価しました。 ※ISO 21702を準用して接触時間のみ変更した社内試験

結果


エンベロープウイルス(左グラフ)、ノンエンベロープウイルス(右グラフ)のいずれの場合も、未加工品と比較して60分で99.9%以上のウイルス感染価減少を確認しました(検出限界)。



未加工品とCufitec®加工品のエンベロープもしくはノンエンベロープウイルスの抗ウイルス試験の感染価比較グラフ
エンベロープウイルス(左)とノンエンベロープウイルス(右)の試験結果

抗菌性能

試験方法


Cufitec®加工ポリエステル(PET)フィルム(Cufitec®分散液を用いたコーティング剤を使用)にグラム陰性菌またはグラム陽性菌の菌液を滴下し、接触時間 30分経過後の生菌数を混釈平板培養法(コロニー法)を用いて評価しました。 ※JIS Z 2801を準用あして接触時間のみ変更した社内試験

結果


グラム陰性菌(左グラフ)、グラム陽性菌(右グラフ)いずれの場合も、未加工品と比較して30分で99.99%以上の生菌数減少を確認しました(検出限界)。

未加工品とCufitec®加工品のグラム陰性もしくはグラム陽性細菌の抗菌試験の生菌数比較グラフ
グラム陰性菌(左)とグラム陽性菌(右)の試験結果

アルコール製剤への応用例


消毒用アルコールにCufitec®アルコール製剤を加えることでノンエンベロープウイルスにも効果のある製剤になります。 噴霧した表面にCufitec®粒子が残るため、アルコールが揮発した後も効果が持続します。

ウイルス・細菌除去性能

試験方法


Cufitec®アルコール製剤とノンエンベロープウイルスのウイルス液またはグラム陰性菌の菌液を混合し、1分後のウイルス感染価と生菌数を評価しました。 ※EN 14476を参考にした社内試験

結果


※○:99.99%以上の減少 ×:90%以下の減少
対象微生物時間Cufitec®
アルコール製剤
消毒用エタノール次亜塩素酸ナトリウム
200ppm
エンベロープ無しウイルス1分間×
グラム陰性菌

◎効果の持続性

試験方法


ステンレス板にCufitec®アルコール製剤を塗布し、十分に乾燥させた後、ノンエンベロープウイルスのウイルス液またはグラム陰性菌の菌液を滴下し、30分後のウイルス感染価または60分後の生菌数を評価しました。 ※ISO 21702またはJIS Z 2801を準用して接触時間のみ変更した社内試験

結果


※○:99.99%以上の減少 ×:90%以下の減少
対象微生物時間Cufitec®
アルコール製剤
消毒用エタノール次亜塩素酸ナトリウム
200ppm
エンベロープ無しウイルス30分間××
グラム陰性菌60分間××

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※本ページに記載している試験データは試作品の実測値であり、保証するものではありません。

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